気ままな旅【箱根旧道】

2024年8月1日

 

7月初旬にランニング中に右足をまたくじき、中旬からは体調不良でしばらく静かにしていた、すずき淳です。

 

 

やっと動き出したら暑くてたまらん…

 

ということで、7月は平日ライドも2回キャンセルし、とにかく自転車に乗りに行きたいと思ってたが、この暑さだとどこへ行こうか???

 

と、頭に浮かんだのは箱根方面。

 

いつもの茅ヶ崎に車停めて、昔一度だけ行ったことがある大観山の椿ラインも魅力があるが、急坂だが木陰のイメージがある箱根の旧道を走り、幾分かは涼しいであろう芦ノ湖へ向かうことにした。

 

 

 

 

この暑さで坂を上ったら汗がすごいことになるだろうと、今日はお店に入ることは諦めて、パン屋さんで買って外で食べようかと考えた。

 

朝飯はどこかで食べればいいし、食べられなくてもいいように補給食はいつもより少し多めに持って出発。

 

 

 

 

朝方は所々で渋滞していて少し走りにくいが、小田原までの1号線は追い風快調。

 

小田原の町に入ってから、7時からやってるパン屋さんを検索してもさすがに無く、やっているのはコンビニのみだったので、おにぎりを一つ食べてから海を見に少しぶらつく。

 

この付近海へとつながる小径がいくつもあり、いつもふらっと入ってみるのだが、今日のところはすごくいい感じ。

 

 

 

 

静かな海でしばしぼぉーとしてから山に向かって出発。

 

 

 

 

箱根湯本の駅の手前を左に入る旧道は入った途端から急坂で、ただずっと急なわけではなく、急になったり緩くなったりを繰り返しながら温泉街を抜けていく。

ゆるいところで一息入れて、急になったら頑張っての繰り返し。

 

段々と家もなくなってくると木陰が多くなる。

そして木陰に入ると体も気持ちが良いし、気持ち的にも少し楽になる。

 

 

 

 

途中、新道と交差しながら上っていくつづら折りは、旧道の中でも好きな場所で、仲間と下から競い合ったときには地獄の苦しみでたまったものではないが、35×30の恩恵をうけながらマイペースで走れば、急勾配も少しは楽になり、景色が開けば思わず写真も取りたくなる。

 

 

 

 

甘酒茶屋はやってそうだったがパスして進み、そして頂上手前ふと見るとなんだかとても雰囲気のある石畳が続いている。

今までは脇目も振らずに走っていたのだろう、まったく気が付かなかったが、そこには歴史を感じさせる箱根旧街道の石畳と杉並木があった。

 

それにしても、この間間違えて付けてしまったグリップ付きではないルックのクリートは、ペダルをキャッチするのは最高だが、この石畳とは相性が悪く滑りまくりで写真撮るのも大変。

 

 

 

 

そして頂上を過ぎれば芦ノ湖までのダウンヒル。

 

朝からやってるおしゃれなパン屋さん見つけて行ったら、芦ノ湖眼の前のとてもロケーションが良いところ、そして人がほとんどいないのでとても静かに芦ノ湖を見ながらのブランチ。

 

 

 

 

マンゴサンドとラタトゥイユパンを食べ、小田原梅サイダーを飲みながら次のルートをゆっくり検討。

 

さて、御殿場に下りて足柄を上るか?

きれいになってから行ったことがない「はこね金太郎ライン」を走るか?

大観山も行きたかったら、大観山まで上るか?

 

の三択だったが、そもそも椿ラインで大観山に行こうかとも考えていたので、時間もまだあることだし、大観山に行ってみようと走り出す。

 

芦ノ湖周辺は箱根の上り口より5℃ほど低く予想通り走りやすくて、本日の目的はこれでとりあえず達成。

 

そして走り出してみたら結構上ってる…よくよく考えたら大観山までは上りなのか…

 

 

 

 

そんなでぼちぼちと大観山へ向かう途中、上からサイクリストが2人下ってくるが、よく見ると女性で、平日のこんなところに2人組の女性だぁと思ったら、スタッフのみっちゃんとクラブ員の女性だった(笑)

 

みっちゃんとは気ままな旅の『和見』編でも途中とんでもない場所で出会っていて、走るコースの嗜好が合っているのか、それにしてもなんとまぁよく走ってんね。

 

2人とは一緒に写真撮ってそれぞれのコースへ。

 

 

 

 

富士山が見えずは残念だったが、この湖とか海とかを見下ろす風景がとてもいいのでいつもこんな感じの写真になる。

 

大観山を折り返してまた芦ノ湖に戻るが、時間も経ったので人も車も急に増えて、いつもの観光地感がでてきている。

 

振り出しに戻ったわけだが、ここからさすがに御殿場に下りてから足柄上る時間も脚もなかったので、金太郎ラインから帰ろうと決めた。

 

 

 

 

箱根スカイランから長尾峠を回って金太郎だ、と走っていたら自転車通行禁止マークがあるではないか。

 

あー確かに自転車はだめだった気がする、でしょうがないので戻って仙石原を突き抜けて金太郎ラインに入っていく。

 

そして、金太郎ラインに入ったらもうすぐに下りだとばっかり思ってたらまた上り…

 

ここは昔、地蔵堂の方から一度だけ上ってきたことがあるが、とてもきれいな林道に生まれ変わっていた。

 

すごく道も良くなった分、結構なスピードで走ってる車もあり用心しながら下りを楽しむ。

 

 

 

 

金太郎もほぼ下り終える頃に、夕日の滝と地蔵堂の方に行く道にそれたが、その道を入った途端になぜかホッとした。

 

以前のことなのでよく覚えてないが、多分道がきれいになる前のこの林道はもっとThe林道だった気がする。

すごくきれいになって走りやすくはなったけど、林道を走る風情というか雰囲気というか、それが自分の求めるものと違ったんだろう、そして道をそれた途端に元の林道の雰囲気に変わり、それが自分の感覚と合ってホッとしたのではないかと思った。

 

 

 

 

南足柄へ下る途中から旧道なのか、広域農道のような道があるので、そこに入ってみようとしたらすっかり通り過ぎて大雄山の駅まで下ってしまった。

 

それでも小田原まで真っ直ぐに行くのがいやだったので、大雄山からその広域農道へ入って行った。

 

 

 

 

それにしてもさすが広域農道、アップダウンが結構あって閉口した。

そしてどこ走っているかまったく分からないのでナビ頼み。

 

 

 

 

やっとのことで1号に戻ってきたが、流石にくたびれて二宮から少しそれたところに美味しそうなパン屋さんがあり、営業してそうだったからとワクワクして行ったら夏休みだった。

 

じゃあもう茅ヶ崎まで帰ろうと決めたら、途中両足攣ってしばらく路肩で悶絶して、結局コンビニ休憩して今日のライドはほぼ終了。

 

それにしても久しぶりの脚攣りは、この暑さと最後の広域農道が追い打ちをかけたとしか思えないが、車も信号もなくいい道だったのでまた行ってみよう。

 

 

ではまた!