気ままな旅【筑波山から笠間へ】

2025年1月18日

 

気ままな旅を見ていますよ(と言われるととてもうれしいんですよ)というお客さんから、そういえば下とか西とかが多いですよね、茨城の方は行かないですか?

と聞かれて、ああ考えてみると確かにそうですねーという話になり、今の季節の茨木方面はどうなんだろう?と2025年最初の旅は筑波山周辺をうろうろして来たすずきじゅんです。

 

今年もよろしくお願いします!

 

 

 

 

霞ヶ浦から筑波山周辺は、店長企画のクラブのライドや、友人に紹介してもらいながらついて行っただけなので土地勘なく(自分で調べて行かないと身につかないもの)、さらにルートのおさらいもしてないからどこを走ったか今一つ定かではない。

 

車もほとんどこなそうな林道を走りたかったのでマップ上をあちこち探してみたが、真壁町から筑波山の方に上って途中左折して笠間に抜ける尾根伝いの道が良さそうに見えた。

 

笠間からの帰り道は岩間にある愛宕神社からの眺めも良さそうなので、そこもひと上りして最後に筑波山ももう一回上りぐるっと回って帰って来るルートを走ろう。

 

今回はつくし湖からスタート。

7時半に走り始めた時の気温はまだマイナス2°

寒いのはとても弱くて嫌いなので、『メッシュアンダー+アソスの冬一番強力なアンダー+半袖ジャージ+防風系ジャケット+防風系ベスト&ウィンドブレーカー』と(さすがに着すぎで)モコモコな状態でスタートしたので、顔と末端は辛いがボディは寒さ感じずすごく楽ちん。

 

 

 

 

早速真壁の町から上り始めるが、のっけからきついなーとのんびり走る。

はて、この上りは以前走ったことがあったかどうか?なんか同じような道に見えるがよく分からん。

 

 

 

 

と考えながら上っていたら思いの外早く林道の入り口に着いた。

 

 

 

 

左に曲がると今日一番走ってみたかった林道へと入っていく。

この入り口からしてまだ見ぬ景色を想像させてくれてなんかワクワクしてくる。

 

 

 

 

いざ走ってみると道もきれいで走りやすい。

朝日が稜線の枝々を照らす冬の朝の景色は昔々の大昔高尾の山の中をMTBで走った(今はだめよ)時と同じ景色。

 

 

徐々に標高をかせぎながら、左手には真壁の町から先を広がる景色が現れ流れていき、途中で右手には石岡の町も見下ろす。

 

 

 

 

その先にパラグライダーの離陸場がある少し開けた場所があり、ちょっと下りてみるとそこからは群馬なのか長野なのか遠く雪を纏った山々、さらに左を見ると富士山も見える所だった。

 

朝のキリッとした空気が景色を一層鮮やかにしてくれる。

(だけど居る場所は日陰だから寒いの)

 

 

 

 

なんか出だしからすごくいい感じじゃないかと、さらに走って行ったらまたまたパラグライダーの離陸場が出てきた。

 

ここがまたさらにすごいの。

 

右も…

 

 

 

 

左も…

 

 

 

 

いっぺんに見渡せてうろうろしてしまう。

なんかここで大分満足しちゃった

走行距離まだ15kmほど…

 

ここは日が当たってポカポカするしもうここまででもいいやと少し思ったが、さすがに筑波まで来てそれはなしよねと、それに先の景色も見たかったのでさらに進んでいく。

 

この林道は途中からは道も少し荒れてくるのと道路が凍っている所も数か所あり、慎重に慎重に路面状況チェックしながら笠間の町に降りていく。

冬の林道はコーナー曲がったらその先は全面凍結なんてあったりするので本当に注意しないといけないのよ。止まれず突っ込んだこともあったなぁ。

 

町へ降りてきてみればさっきのキリッとした山の中の雰囲気から一転、のどかな田舎の景色が広がりゆったりとした下り道、そして追い風も相まって快調に走る。

 

途中神社に寄ったり採石場をちょっと見たりしながら笠間神社へと向かった。

それにしても国道50号は大型が多くスピードも速く気を使った。

少しの辛抱と、車の重さで寄せられた路肩のデコボコに注意してバックミラーをちょこちょこ見ながら走る。

 

 

笠間神社は以前クラブのライドで一度来たことがある場所で、まだまだ謹賀新年のお正月気分満載ののどかな気分にひたれた。

 

 

 

 

本当はこの周辺でおそばでも食べようと思っていたのに少し早く着いたのでどこも空いてない。

ランチはその先にするか~と行こうとしたが、小腹も空いたなと参道の入り口のお店に戻っておいなりさんを買ってみた。

 

おばさんどれもおすすめだというが、その中でもそばいなりとくるみいなりが人気だと言うのでくるみ入りのおいなりさんにして、駐車場横の日向でパクっと。

くるみの歯ごたえがコリコリと、ジューシーなおあげそしてご飯と相まってとても美味い。

 

 

 

 

 

可愛いサイズなのでもっと食べたかったが欲張らず先に進む。

 

岩間に向かう道すがら左手に笠間の道の駅がでてきた。
んー寄ろうかどうしようかなぁーと決断つかづにうじうじしてたら進んじゃったのでまぁいいやと通り過ごしたが、その先の信号で止まった時にやはり後ろ髪引かれて思い直してUターン。

 

栗が名産との事なので栗、栗、栗のオンパレードに見える道の駅かさま。
色々工夫をしてあるスイーツなどが沢山あり興味をそそられるが、結局素朴な栗入りパウンドケーキに落ち着く。

 

 

 

 

ちょっとお芋みたいな少しねっとりとした食感でこの栗美味い、と思いながら日当たりの良い外のベンチでモグモグしながらスマホでランチ場所を探す。

 

ちょっと先に海鮮のお店がありそう。

そばのつもりだったがぱっと目に入ったところだしとそこに決定。

 

着いてみたら表はお魚屋さんみたいで横から奥に行くとお店になっていた。

入口の引き戸を開けたらなんかもう旅館の入口みたいなもんだから、お食事できますか?と聞いたらどうぞどうぞと。

冬はシューズカバー付けていて面倒なのでシューズはあまり脱ぎたくはなかったが、たまにはこんなのもゆっくり出来ていいなとおじゃましてみた。

 

案内してもらったらちょっと場違いな雰囲気のお室。

鮮魚と書いてあったからお刺身定食を頼んだが、想像以上のボリュームに途中「ご飯おかわりいかがですか?」にも「とてもとても」と、超お腹いっぱいランチだった。

 

 

 

 

お刺身食べなが地図を見ていたら近所に栗のどら焼きなどがある和菓子屋さんがあったので、さっき食べた栗のイメージが良すぎておもわずそこでお土産をちょっと買って、愛宕神社までひと上り。

 

 

 

 

途中ヒルクライムGo!みたいな看板もあったり、距離も書いてあったり、ここを自転車で上っている人は多いんだろうな。

 

 

 

 

ここからは石岡市を抜け筑波山を上るルートにしてみた。

 

筑波山入り口までは、ガーミンにナビしてもらいのどかなカントリーロードを走る。

筑波山へは何箇所も上り口があるが、どこを上ればいいかよく分からないので最短ルートを選んだ。

 

 

 

 

いざガーミンがヒルクライム表示を始めると距離が3kmもない。

ん?あれ〜?確か以前来た時は6kmとかそれ以上あった気もするが。

 

まぁいいかと上り始めるとやたらときつくなる。
前を見るとみかん狩りの看板が…

みかん畑があるということはここ激坂ルート?と前回の小田原みかん畑の激坂が頭をよぎる。

 

確かにきつい。

 

 

 

 

その段階でガーミン見るとあと1.5kmくらいの平均勾配が13とか14%になってる。

あーこれは距離も短いはずだー直登だーと思ったが、それでも少し緩くなったりの繰り返しなのでまだまだ平気と思ってたらなんかひし形のイボイボ道路が目の前に立ちはだかってる。

 

そしてふとガーミンを見るとヒルクライム画面はその先壁みたいになってるし…

 

嫌な予感しかない。

 

この後はひたすら辛くて地面しか覚えてないが、残り700mとかで標高140m??
20%??とか表示されてた気が。

 

ひし形イボイボの壁が続く続く。

 

子の権現に引けを取らない激坂がこんなところにあったとは、それも今日の一番脚にきているこの状態で、35x30Tでもどうにもならん。

 

もう腰も壊れそうだし本当になんとかクリアしたので悔しいから写真撮ってやった。

 

 

 

 

上っちゃえば辛かったこともすぐに忘れてあとは楽なもんで、ゴールのみすず湖まで行くのに国道から入りたくなかったので、山を下りリンリンロードを走ってさらに裏道に入ってみた。

 

そしたらなんかまた上り始めてきつくなり、細っそい道の突き当たりの前を見たらまたみかん畑。

 

前回の国府津のみかん畑の旅から引っ張られているようなみかん畑がこのタイミングでの登場に、自分だけの小っさい話だが今日のライドはこれが落ちだったのねと思わず苦笑い。

 

年末にもらった三ヶ日のみかんすごく美味かったな。

 

 

 

ではまた!

 

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