こんにちは小西です。
皆さんは水抜き穴ってご存じですか?
その名の通りフレームに入った水を抜く為の穴です。
写真のワイヤーリードのネジの横に空いているのが水抜き穴です。
クロモリフレームは鉄で出来ているので、フレームに入った水は速やかに排出しないとフレーム内部が錆びて著しく寿命を縮めていまいます。
写真はLOOK 795 ブレードのBB付近。カーボンフレームですがしっかり穴が開いていますね。 カーボンフレームは錆びないですが、ワイヤー受け、BBシェル部など金属を使っていることが多く、水が入ってそのままにして置くと腐食してしまったりします。
「最近は天気の良い日しか走らない」という方も多いですが、そんな天気の良い日でも「ゲリラ豪雨にやられた~」という方も多いのではないでしょうか?
先日別の修理で来店されたお客様の自転車ですが、水抜き穴が開いていませんでした。
修理が終わり、倉庫の自転車ラックに吊るそうと逆さまにしたら凄い勢いで水が降って来ました。
慌てて庭で逆さまにしたらしばらく水の出が止まらない程大量の水が入っていましたよ!
シートポスト部、ヘッド部から水が滴り落ちてきました。
おそらくロングボトル1本分ぐらいは入っていたと思われます!
シートポストを抜いてもチェーンステイやシートステイに入っている水がジャボジャボいっていました。
自分のフレームだったら躊躇なく組む前に穴を開けますが、フレームの保証問題とかもあるので、闇雲に穴は開けられないので、洗車後や雨天走行後は自転車の寿命を延ばす為にもワイヤーリード等のネジを面倒でも外して水を抜くことをオススメします!!
小西