こんにちは!
ちょっと間が空いた気ままな旅、振り返ってみると富士ヒルが終わってから来年の東京マラソン(2022に当たってた)に向けてラン中心になっていたのが原因ぽい。
ということで7月からバイク、ランとバランス良くやろうと思っているすずきJunです。
富士ヒルは1時間28分58秒とかろうじてブロンズ獲得できました。
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灼熱のこの数日。
走りながらも涼を求めたいが、かと言って車でも輪行でも遠くまで走りに行くのもあまり気が乗らない。
となったらなるべく身近なところで標高稼ぐのが一番かなとマップとにらめっこ。
大月あたりが八王子からは車でも電車でも1時間かからないのでとても楽ちんだから、大月を拠点にしようとまず決めた。
そうなると最初に頭に浮かんだのはやはり柳沢峠かなと、大月スタートで松姫~今川峠~柳沢峠~上日川峠あたりが100kmちょっとなのでそうしようかと思ったが、上日川以外はどこも行ったことがあるのであまり新鮮味がなかったので他のコースを探す。
他には??と地図見ていて思い出した。
大月から上る大峠は一度も行ったことがない。
昔のスタッフのFBで良さげな感じの投稿があった記憶があり、いつかは行ってみたいと思っていたが行き止まりの峠なので気持ち的に避けていた。(行った道を戻ってくるのがあまり好きじゃない)
だけど調べてみるとこの大峠は標高1560mとめっちゃ高いので、これは柳沢峠が1472mだからそれよりも高い=涼しいはず。と単純計算で決定。
大峠おりてきたら、河口湖~裏から御坂?、笹子上って塩山?あたりでおりてきたときの暑さと脚の具合で決めることにした。
特に暑いときの大月から八王子までの帰りのR20は大変なので、今回はそこをショートカットして大月まで車で行き美味しいところだけをいただこう作戦。
午後から雷予報も出ていたので大月を6時半にはスタートできるようにした。
それでもすでに30℃近い暑さ。
朝の笹子川ではすでに鮎釣りの釣り人がちらほらと。
このあたりでR20から道をそれることはないので、ちょっと横道にそれただけで見たこともない風景に出会えるサイクリングの醍醐味ですな。
しばらくするとすぐに上りだす約15kmの登り坂。
このあたりは真木という町のようで、真木温泉という温泉宿もあるようだ。
ずっと上りながら町を抜けていく。
本格的な峠道の入り口と思われるこのあたりから景色も一変していく。
緑に吸い込まれていく道。
そして涼しい(やった!)
走るほどにサイコンの温度計の気温下がりこの時点で21.6℃は走りやすいしかない。
この付近が一番涼しかったようで下ってきても同じ気温のままで、頂上では24.4℃だった。
この上りは途中までが勾配きつく、後半はすこしゆるくなる。
15kmの上りはやはり長いが、変化に富み木陰も多いので酷暑の峠道ライドとしても良く、また来てみたい峠でもある。
そして淡々と走っていたら、あっけなく頂上に出た。
途中は長く感じたが終わってみればこんなもん。
本当はここから富士山を正面に眺めることが出来るみたいだが今日は残念。
頂上付近や途中で工事をしているため工事車両が数台走っていたが、連休後の平日なので他の車にはほとんど会わず。
その工事のお陰で路面状況がところどころだがかなり良くて走りやすい。
まだがれているようなところも多々あるが、道幅もあるし走りやすい道だった。
(一部はこんな感じ)
下りを安全にこなして、R20に戻ってきた。
暑いには暑いがまだまだ平気、そして脚もまだまだ元気。
となれば笹子峠?とも思ったが、こちらから上日川峠は上ったこと無かったので、なるべく走りたくはないが新笹子トンネル通って、上日川峠を目指すことにした。
上日川峠も標高1585mだから、今日は酷暑のなか標高を稼ぐ日になりそう。
笹子峠はクラブのイベントロングランでよく使う峠で、美ヶ原、松本、蓼科と1泊2日で良く走った。
(ロングランの笹子峠(旧道笹子隧道))
峠を上りたくない人はR20の新笹子トンネル自走になるが、このトンネルは片側一車線、道幅広くなく、大型含め車が多いので出来ることなら自走はしたくない道で、イベントの時はこの区間のみ車移送か輪行かということもやっていた。
今回は初の上日川峠に行きたく、峠のきつさも分からないため脚を残すべく笹子トンネルを選択したが、何度通っても背後からの車の音は怖い、しかし涼しいのだけは良かったトンネルライドだった。
上日川峠も15km位上りで多分なにもないだろうからトンネルを出たところの甲斐大和道の駅で補給して峠に向かう。
大峠や笹子までの上りが脚にきいてきたのもあるが、こちらの峠道は思ったよりもきつくて、えっちらおっちらと走るなか「上日川峠まで何km」と標識が点々とあって、進んでいるつもりが中々減らないのは気持ちがおれた。
すごく昔に反対側から上ったことがあるが、そちら側の勾配はもっときつかったはず。
ここでは気温見るのは忘れたが、しかし体感としてはとても走りやすかったので(峠道だから汗だくだが)今日はこっちに来て正解だったなぁと思うことにして走っていた。
頂上付近からは大菩薩湖を眼下にながめる。
頂上は登山道の入口となるので、連休後の平日ではあれど沢山の車が止まってた。
特に写真を撮るような場所もなかったのでここはスルーしてすぐに下りだす。
途中眺めの良い場所があったのでここで小休止。
上ってきた道より狭く、急勾配でコーナーも多いテクニカルな下り道。
今スペシャの新しいTURBOクリンチャーを使っているが、乗り心地も良くグリップ力も優れているので安心して下れた(空気圧は5~5.5barくらいで、当日は5.5bar)新しくなってそのあたりのバランスが断然良くなった。
塩山までの直線ダウンヒルをこなし、標高が下がるにつけどんどんと気温が上がるのが感じられる。
最初はまだ体が冷えているので良かったが、徐々に直射日光がこたえてくる。
フルーツラインに出て甲府盆地を一望出来るのでハッピードリンク休憩。
今は桃狩りの季節だなと桃園を横目で見ながら、そういえば桃パフェかなにかの有名なお店もあったはずだなと思い出すが、とてもとても探して行く元気はなく…
帰りは笹子峠を上ってなんて甘いこと考えていたけれど、頭の中は甲斐大和でそば食べて汁で塩分補給してから最短(笹子トンネル)で帰ることのみ。
下ってからの暑さを全く考えてなかったのは大失敗で、下れば気温以上に暑さを感じる甲府盆地でしたよ。
嫌でもなんでも笹子トンネルまでは上っていかなければならないので朦朧としながら走るが道の駅数百メートル手前の7-11でたまらずドリンク休憩を入れた。
おかげでちょっと生き返って予定通り道の駅甲斐大和で大休止、あとはトンネル越えれば下り一直線で大月なので、ほっとしてのそばランチとなった。
結局、涼を求めて標高稼ぐのは正解だったが、標高稼げばそれだけ上る分体力も消耗されるわけで、帰りのこともしっかり考えておかないとなーというライドでした。
ではまた!