気ままな旅 番外編【北海道クラブ交流ライドinニセコ】

2024年10月10日

 

北海道で久しぶりにレンタカーを借りたら、サイドブレーキの位置がわからず解除できない(スイッチみたいになっているのね)、スタートボタンの位置が分からない(右側だけだとばかり思っていたら真ん中にあった)、おまけにナビは全てハングル語になっていて日本語への変換方法も分からない(レンタカー屋のお姉さんにヘルプ)と同行クラブ員とスタートからあたふたしまくった、すずき淳です。

 

この交流ライドに行ったのは9月上旬だったが、レポートを書く時間が取れず随分と時間がかかってしまった…

 

少し長めですがお付き合い下さい。

 

 

 

 

さてさて、北海道の木古内を中心にその昔会長が立ち上げたクラブの支部がありまして、毎年のように本州からのクラブ員と支部のクラブ員が北海道に集まり交流ライドを行っています。

 

昨年の交流ライド終了後に来年はぜひニセコでこのライドをやりたいなぁ!と支部のボスからの提案があり、一年がかりでそのボスを中心として支部メンバーが動いてくれて今回の実現となりました。

 

北海道は支部の中心である木古内、せたな、函館、札幌を走ったことがあるがニセコは初めてなのでとても楽しみ。

東京のクラブ員も10名ほどの参加者で、支部メンバーと合わせて合計20数名でライドを楽しんできました。

 

 

 

千歳空港に着いたのが夜だったので、真っ暗な道をニセコに向かってレンタカーで走ると、点々と路肩で草をむしっていたりこちらを見ている鹿がいる街道を通ったり、暗闇の霧の中にうっすらと牧場かなと分かる景色があったりして、周りの景色は闇に包まれよく見えないが北海道に来たなという感じは十分した。

 

翌朝起きてみれば、ホテルから見える朝日の中に広がる景色は昨夜の暗闇の中とは別世界のようだ。

 

初日朝の駐車場には早朝木古内を出発してきたメンバー含め集合して顔合わせ。

ボスから本日のコースの説明を受ける。

 

 

 

 

今年の東京の異常な暑さから逃げてきた身としては、この北海道の(ニセコの)カラッとした空気感は別世界でとても快適だ。

 

そんな中をスタート。

 

最初は快適に下り、倶知安のニセコ坂を走り、羊蹄山の出迎えを受けながらコースを西へ進み、途中ニセコHANAZONOヒルクライムのコースを走る「健脚うさぎ班」とニセコパノラマラインへと向かう「ゆっくりかめ班」の二手に分かれて走る。

 

 

 

 

うさぎ班はヒルクライムルートを頂上まで上り、今来た道を途中まで折り返し下って、後ろからかめ班を追いかける形で上り1本分余計に走ることになるのだが、そこは走りたい面々(一部うっかり来てしまって半分後悔している??人もいたり)しっかりと約10kmのヒルクライムを楽しむ。

 

 

 

 

戻ってうさぎ班追いかけるが流石に途中で追いつくわけもなく、ランチ休憩所ですでにお弁当広げているうさぎ班と合流した。

 

 

 

 

快晴の中日光が照りつけるが、所々ちょうど気持ちの良い木陰になっており、その木陰の下でシート広げて手作り感満載の家庭風弁当でのピクニックランチ、それぞれ楽しいひとときを過ごす。

 

 

 

 

十分に満足した後は本日のメインイベントであるニセコパノラマラインの上りへと各自走り出す。

 

 

 

 

ヒルクライムはマイペース、マイペース。

 

 

 

 

休憩場所から頂上まで15km弱のヒルクライムは、先程のHANAZONOコースより道幅広く、途中岩内の街を望む雄大な景色を眺めながら走れる素晴らしいヒルクライムルート。

 

 

 

 

先程のHANAZONO10kmのヒルクライムをクリアしたメンバーにはこの続けての長い上りは結構厳しい部分もあったが、なんとか全員頂上の神仙沼レストハウスに到着した。

 

 

 

 

そこでは地元メンバー一押しの雷電スイカが待ち受けていて、上りで汗を出したあとの塩振りスイカは最高の美味だった。

 

そーいえば昔々学校の剣道部だった頃に、夏は定番のスイカの差し入れがあり、大きなたらいの中でゴロゴロと水道の水で冷やしながらそれを皆で割って食べたのは美味かったなぁ

 

とそれ以来の感動。

 

 

 

 

あとは下りを楽しみ、ホテルまでの厳しい上りは今回のツアー最高齢参加のシニアメンバー83才のE-Bikeにぶっちぎられ大満足の出し切り終了。

 

そして本日そのままニセコを後にする木古内メンバーに別れを告げて(当日朝の参加で大変な道中ありがとうございました)、こちらも楽しみな夜の会へと続いた…

 

 

 

 

=====

 

 

2日目は海へ

 

 

 

 

ホテルは坂の上だから当然最初はずっと下り。

 

それも途中途中結構な勾配の下り。

 

と、言うことは、帰りはこれを上るのか…??…

 

と頭をよぎるメンバーたち。

 

とはいえ実際はそんなことお構いなく気持ちよく下っていく。

 

かわいい「昆布」駅を通り過ぎ、尻別川の橋でしばし休憩&集合写真。

 

 

 

 

その後はまたうさぎ&かめ班に分かれ海に向かって快走し、海に突き当たる道の駅シェルプラザ港にて休憩。

 

今日は昨日より日差しが刺さってくるが風はカラッとして欧州のよう。

 

道の駅で新米販売中にクラブ員反応して、サポートカーの中には新米も積まれる予想もしない展開になる。

 

ここから約8km走ったところが本日のランチ場所「しらす会館」ということで、海岸線を2班に分けて走行するが、この道は丁度自転車が走る部分の舗装が車で寄せられて荒く、少し気を使いながら走っていく。

 

 

 

 

そろそろ8kmあたりだが、会館らしきものは見当たらずと思っていたら先頭のボスが右折、道を渡って駐車場らしき広場に入っていく、その先にはパット見ではお店に見えないような建物があるが。

 

もしかしてここ???よく見ると旗も立っていてやはりここだった。

 

 

 

 

お店の入口に行くと完全にお店の雰囲気になるが、知らなければ絶対に通り過ぎてしまうであろう。

 

そして中に入ってみると、そこは外観からは想像も出来ない別世界が広がっていた!

 

岩場から続く海岸線を見ながら食事ができるカウンター席は特等席。

 

 

 

 

美味い海鮮丼など各々好みのものを食し、表で集合写真を撮って帰路に着く。

 

 

 

 

帰りは尻別川を左に見ながら沿って走る来た時とは違う道で、羊蹄山も時折左に現れその雄大な姿を眺めながら走るこの道は、やわらかい風の中をゆったりと景色が流れ、暑い中でも時間を忘れて気持ちよく走れる個人的にすごく好きな道だった。

 

 

 

 

そして次なる休憩場所の道の駅では、昨日同様の雷電スイカが振る舞われた。

 

昨日以上に塩を沢山まぶし、塩分、糖分、水分のトリプル補給をいっぺんにする。

 

ほんとスイカ最高だ。

 

 

 

 

最後はホテルまで約20km。その半分は来る時快適に下ってしまったきつい上り。

 

地元メンバーが気を使ってくれて、途中から来た道とは違うルートへそれたのは正解だった。

 

その道は上りの先の方~までしっかり見える勾配のきつい道なのだが、何と言っても来た道とは違う新鮮な感じと、のどかな風景に和まされる。

 

その中を黙々とペダルを踏んで行き皆無事ホテルにゴールして、楽しく充実した2日間のライドが終了した。

 

 

 

 

さてさて、こんな今回の旅に東京から参加したメンバーは、シニアメンバーから女性メンバーまで様々で、先に北海道に入ってサイクリングを楽しむ人、車でフェリーを使ってくる人、そして電車や飛行機でなど各自集合して、走って、食べて、喋って、そしてまた各自の道を帰るという、気ままな旅。

 

 

 

 

でも参加者は気ままだが、この企画のためにボス夫妻を始めとした北海道のメンバーは長期に渡り下見やホテルとの交渉など、本当に参加クラブ員に楽しんでもらうためにあちこち奔走して大変だったことは容易に想像される。

それに対しては感謝しかなく自転車が取り持つ輪(和)を強く感じた。

 

===

 

なるしまフレンドのクラブは毎週のクラブライドの他、このようなこともやっていたり、その他イベントごともちょくちょくやっていたりします。

 

サイクリングは一人でも皆でも自由に遊べるスポーツ。

 

サイクリングを楽しむ人が増えれば、自身の心身の健康のためにも、より良い社会を作っていく一端にもなると思っている。

 

そして何より人と自然と触れ合える楽しさがある。

 

こんなクラブに興味がある方はお店にお問い合わせください。

 

お試しのクラブライドの参加も歓迎しています!

 

 

ではまた!

 

 

 

 

余談

帰りに小樽を少しだけ巡って、札幌のエスコンフィールドを覗いてきたけど、すごい施設ですね!

ここでビール片手の野球観戦したいと思った。